乳がん治療中の方のケア報告
- johoretch
- 2017年1月13日
- 読了時間: 3分

「ゆるいジョホレッチクラス」ご参加の、抗がん剤治療の副作用で歩行困難により高脂血症、運動不足による体力の低下に悩む生徒さんより改善の報告を頂きましたのでこちらにご報告いたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
抗がん剤の副作用である末梢神経障害は、ヒドい人は車椅子の生活になってしまうと服用前から聞いていました。
お友達は、靴をひとりで履くことも出来ないため、ほとんど出かけないで家で過ごすか、出かける時は必ず奥様の付き添いが必要です。
わたしの場合は、膝から下、肘から先がいつも痺れていて、同じ体勢が続いたり疲れたりすると痛みを伴って、起きていられなくなります。自分の手足がドラえもんになっているような感覚。物を握ることも出来ない、歩くこともシンドい時もあります。
そのため、運動不足に拍車がかかり、体は硬くなるばかりで体重も増え、ジョホレッチ前の血液検査では、中性脂肪数値494をたたき出していました。(H27.3月検査)
悪循環の繰り返しです。
ジョホレッチを始めた当初は、肩を回すことも、片足で立つことも苦痛でした。
ただ、同じような症状・体型の方達と一緒だったことが励みになり、出来ないということが笑いのネタになってみたり、音楽に合わせることで動きの中に表情が出てきたり、呼吸を意識すること一つで爽やかな気分になってみたり…
何より、真理先生の的確なアドバイスや明るい掛け声に、随分と励まされました。
乳腺外来の主治医の織畑先生に、ジョホレッチのお話をしてみたら
乳がんのガン細胞は皮下脂肪の中を好んで動き回るんですよ。
運動でコレストロール値を整えていくこと、皮下脂肪を出来る限り減らして行くことは、とても大切なことなんです。と教えていただきました。
抗ホルモン剤を服用しているため、更年期症状のような苦痛は、排除できないものの一つです。
カラダが異様にだるかったり、ホットフラッシュは突然襲って来るし、薬の副作用である傾眠は常にあります。
もう20年以上も診て頂いている漢方医の竹内先生のお話によると、
肩甲骨や股関節、足首などの関節を刺激して運動することは、とても大切で
そこには重要な役割を担う神経が集中していて、その周りをほぐさないと神経系は正常に作用しにくくなり、更年期の症状がヒドくなるんですよ
と、教えて頂きました。
ジョホレッチを始めて半年が経とうとしています。
47キロ近くあった体重は43キロ前後で落ち着いています。
500近くあった中性脂肪は188まで下がり、体脂肪率も22%前後で安定してきました。 (H28.7月検査)
家事の時はもちろんピアノを弾きながらでも、呼吸を意識することや関節・肩甲骨などを動かすことをやっています。
さぁ!運動するぞ!という構えが一切なく日常の生活の中で出来るのことが、私にとっては一番嬉しいですね。
ピアニスト中田恵
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